森づくり・LEAF活動報告
宮城県 塩竈市立月見が丘小学校
更新日:2012年07月05日
今年度の寄贈先となった、宮城県塩釜市立 月見が丘小学校でLEAFを実施しました。
対象は5年生の宿泊学習。 場所は宮城県栗原市国立花山青少年自然の家です。
この場所は宮城県内のほぼすべての公立小学校が5年生になると宿泊学習で訪れる場所です。
今回は5年生75人が3つの班に別れて活動をしました。
花山の周りでは天然林の遊歩道が続きますが、しばらく行くとスギ林があります。
インストラクターはそれぞれ25名の子どもたちを連れて、まずは林道を歩きながら「B」の付くもの探し。
5年生は授業に英語が入り始める学年ですが、それでもこどもたちは「ベアー…がいるかも」「ブラウン」など、いくつかの単語が挙がりました。
そのあとは天然林と人工林が見渡せる場所で、森の違いに付いて気づいてもらい、「何が違うのか」「どうして違うのか」について話合いました。
帰路では「赤いものさがし」 緑ばかりかと思われている森の中でも実は、赤いものはあるものです。そして、「赤」でも色々な「赤」があるということに気づきました。
最後は広場に戻って、5人づつくらいの班に別れて「売れそうな木」を1本決めてもらいます。
そして、その木の「値段」「誰に」「どんな用途として」売るかも決めてもらい、発表してもらいました。
このプログラムを行うことで、木は実はいろいろな用途に使われている、木を使う職業というのは色々あるということに気づいてもらうことができました。
それにしても「誰に、いくらで売るか」は面白いです。
たとえば、「校長先生に学校のシンボルツリーにしてもらうために100万円で売る」「御曹司がツリーハウスをつくるために1億円で売る」と、さまざまな意見が飛び交いました。また、「大工さんにタダであげる」これは大工さんにタダであげて、家を作ってもらい、そこに自分が住むとのことでした。色々なアイディアが飛び交って、インストラクターもとても勉強になりました。