寄贈先からの報告
石巻市立 和渕小学校
更新日:2015年06月10日
みんなが気軽に使えるようにと、誰もが毎日必ず通る本校玄関近くの廊下に設置しました。側を通る子どもたちは「ここを通るといい香りがするんだよね。」「さわるとつるつるしてやさしい感じがするね。」と、杉材のいい香り、木のぬくもり、温かさ、肌触りの心地よさを感じ、大切に使っています。また、書架を組み合わせて作った通称「ミニ図書館」は、4年生児童が自発的・自主的に図書の整理や場の設定を行っています。児童の声への対応はもちろんのこと、お迎えで来校した保護者、とりわけ小さなお子さん連れの方への配慮をし、場の工夫をしています。このコーナーでは、本読み、お絵かき、将棋やオセロ、課題解決、談話など多彩に活用されています。しかも、世代を超え、異学年交流の光景がたくさん見られます。このコーナーは「憩いの場」「交流の場」となっています。
5年生では、木と私たちの生活との関係についての学習の一環として、学校近くの里山、神社でフィールドワークを行っていただきました。そして、環境学習の授業で、寄贈していただいた書架を具体例として取り上げて生活と木製品とのかかわりについて学習しました。おかげさまで、児童の木に対する興味関心が高まり、学習意欲につながる素晴らしい経験、学習ができました。
これからも大切に使わせていただき、さらなる活用を図ってまいりたいと思います。改めまして、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。